我慢比べに負けた原監督

メルセデス、高橋の好投で均衡した試合。

メルセデスは6回まで76球1安打無失点。

高橋は7回まで96球1安打無失点。


動いた方が負けると感じだが、

先に動いたのは原監督。

中9日、76球のメルセデスを変える。

普通ならありえない。クライマックスでも7回、104球無失点で大舞台の疲労は大丈夫だったはずだ。

シーズンなら有りだ。しかし1勝の重みが違う短期決戦は流れを与えてはいけない。確かにメルセデスは替え時が6回や7回で難しい。しかし今日は過去最高、球数もいつもより少ない。しかも4番からの打順でビシッと抑えているメルセデスの続投は当たり前だ。この回を抑えれば、リリーフも投げやすい。せめて大竹が準備されていたのならランナーが出てからであった。


またサード若林も山本に変える。

これはデッドボールの影響かもだが、ファースト大城、サード岡本、キャッチャー小林の布陣がベストだろう。

結果論だが、無駄に野手を使い、9回に山本の打順で、既に野手は石川のみとなり、ホームランで同点のチャンスに長打のある石川を代打に出せない愚策となった。


ホークスは、メルセデスが変わってくれたと喜んだだろう。ピッチャーは大竹。

何回も言うがダブルプレーを取りたい時はかなり力を発揮するが、あたまからはそんなに意味がない。

案の定、いきなり山本がエラー、グラシアルにヒットを浴びて、ノーアウトランナー1、3塁から松田にスリーラン。

試合は決まってしまった。

何故、動いたのか?

昨日も継投で大失敗している。先発ピッチャーがまだまだ余力ある中で変えるならよほどの理由が無ければダメだ。

ちなみに昨日の山口も81球で交代した。

ビハインドゲームなので仕方ないが、山口を5戦目に投げさせなければならないと、余裕の無さを感じた。


また桜井のリリーフにも大疑問だ。

まず今シーズンはリリーフ適性なく、先発で成功した。(首脳陣が成功させた。素晴らしい成果だった。)

更には、桜井は、昨日ベンチ入りしていない。普通は先発の調整パターンだ。しかし、今日リリーフ。ならばだ!昨日ベンチ入りさせて雰囲気もしっかり感じさせ、ブルペンでも投げておくべきだろう。

疑問だらけの桜井登板だ。桜井が打たれたのは首脳陣の責任だ。


7回に点を取られ、8回9回、点が取れるか、攻撃はどうなるか分からないのだが試合を壊してしまう連夜の継投であった。

DH制をやはりホークスと比べ、理解していない交代な気もする。

ビハインドで、リリーフも勝ちパターン投手は使えなくなる。ホークスは点を取りやすい。

逆にジャイアンツは取りにくい。

つまりは、厳しくなる。


また丸、亀井が心配だ。

特に丸、かかとに体重が乗っかり腰を引いた様なスイングになっており、インコースのカーブ以外は打てなそうなスイング。甘い球も反応出来ない状態だ。

亀井は振り自体は悪くはないが、少しタイミングが早い。こちらは修正可能とみている。

この2人が上がってこないと点は入らない。

丸を7番とかには出来ないだろうから、調子を上げてもらうしかない。


なるべくホークスのピッチャーを使わせて盛り上がった野手にはアッパレだ。特に守護神の森は使いにくくなっただろう。


東京ドームへの流れは作れた。ホームで暴れまくってくれ、我がジャイアンツ。