阿部慎之助 ファームからの言葉
2019年10月5日 スポーツ報知は、
めちゃくちゃいい記事。
保存しておこう。
◆木佐貫洋ファーム投手コーチ(39)
配球の勉強とかを若いころからもされていた。僕は首を振ることがあまりなかった記憶があります。当時から、スコアラー室でスコアラーの方やバッテリーコーチとよく膝をつき合わせる感じで話しているのを見ていました。華々しい成績もありますが、その裏側、それを支える土台というのも見て、自然と信頼して投げるようになりました。阿部さんのサインだけを見て一生懸命、投げていました。
◆松本哲也ファーム外野守備走塁コーチ(35)
阿部さんに怒られたことがあるんです。ケガというかちょっと痛めた試合があって、その試合は勝ちましたが、ハイタッチとかにケガの治療でタイミングが合わなくて出られなくて。その時に阿部さんに呼ばれて「ケガで代わっていても、チームなんだからしっかり出て行け」って怒られて。僕は出始めた選手なのに、そういうところまで見てくれているんだ、と。
褒められてうれしかったこともあります。CSで中日のチェンと対決した時、チームで球数を投げさせようという中で、僕が12球くらい粘ってヒットを打てました。その試合に勝って「あそこでよく粘ったよ。お前すごかったよ。もし、あそこで三振していても、俺はあの打席はものすごい価値があると思う」って言ってくれて。そういう話をしてくれるとうれしい。話を聞きに行ったら、親身になって教えてくれました。
◆今村信貴投手(25)
思い出はたくさんあります。一番、印象的なのはバッテリーを一緒に組ませてもらう中で、キャンプの時でしたかね。「目的を明確にしないでキャッチャー頼りになっていると、何も成長しない」と言っていただいた。キャンプ、オープン戦は結果も出さないといけないけど、目的を明確にして自分はこうするんだ、と考えてピッチングしないと成長しない、と。
一番頼れる存在。たくさん相談しにいきました。たくさん怒られもしました。でも、怖い中にも信頼があるというか、頼れるというか。そういう象徴的な存在です。バリカンで頭半分、丸刈りにされたり…。いろいろありましたけど(笑い)。阿部さんがいなかったら僕もここまでできてないと思いますし、僕がこう言うのも恐れ多いんですけど、本当に感謝してます。
◆岸田行倫捕手(22)
1軍に上がった時に、1軍の話とかをしていただいて、いろいろ勉強になりました。プレーを見ていてもすごいなと思いますし、ティー打撃ひとつにしても一球一球、無駄にしていないというのを感じました。野球の話をしている時も勉強になることを言ってくれる。教えていただいたことを、しっかり生かせるようにしたいです。
◆高田萌生投手(21)
春のキャンプでブルペンで受けてもらって、とにかく投げやすくて思い出に残っています。感激したのを覚えています。今でも、その時の情景が浮かんだりもします。僕が小さい頃から、ジャイアンツといえば阿部さん。小さい頃に、プロ野球をすごく見ていたわけではないんですけど、それでも、もちろん巨人の阿部さんは知っていた。一緒のチームでやらせてもらって、改めて存在の大きさを感じました。
◆宮国椋丞投手(27)
自主トレも同じグラウンドでやらせてもらいましたし、その時にブルペンで受けてもらって、事あるごとにいろんなアドバイスをいただいたことが印象に残っています。親身になって答えてくれました。寂しいですけど、その教えをしっかり守って、また阿部さんがいなくても優勝できるように、チームの力になれるように頑張りたい。それが多少なりとも恩返しになるのかなと。僕にとって雲の上のような存在です。
◆大江竜聖投手(20)
昨年2月のキャンプで僕が初めて1軍の紅白戦で投げた時、次の日に電話で「もっと真っすぐを磨け」と言ってもらったんです。そこから、そのことを意識してやっています。マネジャーが阿部さんの番号を教えてくれて、阿部さんに電話するように、と。たぶん、俺に電話するようにと言ってくれたんだと思います。WBCの時とか、すごい覚えています。20歳差なので阿部さんが30歳の時で、僕が10歳でした。今年の春季キャンプでも4回くらいブルペンで受けてもらって、その都度いろいろ教えてもらいました。
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